アスクルの支払方法ってどれがいいの?(インボイス対応版・カード決済は要注意)

アスクル支払い方法

アスクルの支払方法ってどれがいいの?
(インボイス対応版・カード決済は要注意)

アスクルの支払い方法でベストはどれ?

アスクル支払い方法

アスクルのお支払いには選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。また、2023年10月インボイス制度開始により、経理業務負担が増大しました。会社にとってお支払いは"払って終わり"ではなくなりました。これまでもお客様は見えるコストだけを考える傾向にございましたが、インボイス制度開始において、より一層見えないコストに重点を置いた上でお支払い方法も選択すべきです。パターンをご紹介した上で、最終的に、インボイス制度にも対応しつつ、見えるコストも見えないコストも最小となるお支払い方法ご紹介いたします。

とにかくまず目に見える費用を節約したいお客様

支払いにかかる手数料負担がない選択肢。従来より一番多い考え方です。銀行振込の場合、基本お客様に振込手数料が発生します。また、クレジットカード利用の場合は各クレカ会社様のポイントがたまるケースが多いです。【ご注意】但し、これは目にみえるコストだけの削減からだけの選択肢となり、目に見えないコストが発生するお支払方法が潜んでおります。(後述)

クレカ 都度口座振替銀行振込 コンビニ郵便局払込
×

運転資金上できるだけ支払日を後にしたいお客様

支払期日が長めの選択肢。銀行振込とコンビニ郵便局払いは、ご請求書が届いてから実質10日程でお支払期日が到来しますので、買ったらすぐ払うという感覚です。また、社内に毎日経理業務に専従できる方がいらっしゃらない場合は、銀行振込とコンビニ郵便局払いは、支払い漏れや支払い忘れが発生する可能性がございます。(支払遅延・支払い不履行は契約違反となり原則ご利用停止となりますのでくれぐれもご注意ください)

クレカ 都度 口座振替 銀行振込 コンビニ郵便局払込
クレカ会社による末日締め翌月27日払い 末日締め翌月15日払い 末日締め翌月15日払い

単純にお支払いの手間を削減したいお客様

面倒でない選択肢。時間と手間はお金です(間接費)。目に見えないコストの方が実は余計にお金を消費しています。
コンビニ郵便局払込は、現金払いの為、時間と手間を必要とします。

クレカ 都度 口座振替 銀行振込 コンビニ郵便局払込
(オンライン送金) ×

ここまでは目に見えるコストを中心に考えておりますが、、、いよいよ本題です。

経理業務全体のコスト削減したいお客様

コスト削減を考える際、目に見えるコストだけに注力しがちですが、目に見えないコストの方が実はコスト比率が高いと考えます。両方ともコストを削減できて初めて全体のコスト削減ができたと言えます。目に見えないコストのとして経理業務全体を考える必要があります。

見えないコストその1)コンビニ郵便局払いの場合

現金払いの為、①店舗へお支払いに行く時間コスト②現金入出金の管理をするコスト③領収書保管管理をするコスト④現金を扱うリスクによるコスト。※適格請求書が発行されるので、仕訳やインボイスの観点からは、後述のクレジットカード決済よりはまだマシ。

見えないコストその2)クレジットカード決済の場合

アスクルからご請求書発行および郵送は一切ございません。お客様から見た代金の請求者・領収者はクレカ会社です。クレカ会社はカードの店舗利用明細は発行しますが、中身である購入代金やサービス利用等明細や消費税区分が明記された適格請求書等を発行しません。この、売り手と請求者(領収者)が不一致により歪みが発生し、より経理業務を煩雑化させております。近年は安易にポイントが貯まるからといった理由でクレジットカード決済を利用する傾向にありますが、事業等での利用の場合はここに税務会計上処理の点で落とし穴があります。クレカ会社から発行の利用明細等は、残念ながら単独では税務会計上、損金計上の際に保管必要たる証憑には値しません(利用店名と金額のみの表記につき要件不足)。 よって、お客様は①アスクルWEBサイトより購入内容のわかる領収書等(インボイス)を取得しデータ保管、②カード会社の発行の利用明細と突合させ、③適切な勘定科目(消耗品費/器具備品費/福利厚生費等)の選択や適切な消費税計上した仕訳をするといったコストが発生します。社内の経理担当者にとって、この作業はとても手間がかかり非常に面倒です。仮に経理業務を契約税理士へすべてアウトソーシングしている場合でも、証憑はお客様でしかWEBから取得できませんし、突合に関しても税理士より都度問い合わせが来るでしょう。(必ずしも注文日と購入日とカード会社計上日が一致しない為。複数商品注文で納品日がバラバラの場合、カード会社計上日は別日となる為、突合も困難となる)正直、この作業に時間をかけていたりしたら、数分でクレカのポイント分以上の人件費コスト時間コストが発生し、決して賢明ではないと言えます。
 そして、インボイス制度が開始されたことにより、仕入税額控除が可能な証憑が厳格化(適格請求書のみ)されましたので、今まで以上に入手保管する証憑が重要となりました。要件を満たさず仕入れ税額控除を認められなかった場合、実質、消費税相当分を自社で費用負担することになりますので、クレカのポイントが貯まって嬉しいというレベルの話ではなく、コスト削減どころか、多大な利益減ということになります。それなら、まだ振込手数料を負担してでも銀行振込(インボイス発行対応)や現金コンビニ払いをしていた方がマシということになります。

結論

全体コストを削減するのであれば、「口座振替」がベスト一択。①支払い忘れ無し②手数料無料③支払期日長め④仕訳時経理業務シンプル⑤インボイス発行対応、メリットのみでデメリットは何もありません。次点で、オンラインバンキング利用で安い手数料なら銀行振込。※特にインボイス対応を要する事業者はクレジットカード決済は経理業務煩雑化で非推奨。

クレカ 都度 口座振替 銀行振込 コンビニ郵便局払込
(オンライン送金)
請求書無請求書有請求書有請求書有
アスクルポイント無アスクルポイント有アスクルポイント有アスクルポイント有